異なる部署のメンバーが
共通の視点を持ち、
一つのサービスをカタチにする。
PROJECT
SBエンジニアリングでは既存の事業を行うだけではなく、独自の強みを活かした新しいサービスの創造にも取り組んでいます。新規サービスをつくるためには、様々な部署や関係者との協働が不可欠ですが、異なる立場の人たちが同じ方向に向かうのは簡単なことではありません。今回は、SBエンジニアリングのサービスの一つである、ソフトバンクとの協業によるPC LCMサービスの企画・開発の裏側に迫ります。
background
関係者たちの視点を、
どうやって一つにまとめるか
多くの企業は数百台以上のPCを保有しており、それらの効率的な管理に課題を持っています。そこでソフトバンクはPCの選定・調達からキッティング、運用保守、使用後のデータ消去までをワンストップで支援するPC LCMサービス(=PCライフサイクルマネジメントサービス)を構想し、SBエンジニアリングとの共同でサービス企画・開発プロジェクトが発足しました。主な課題は、サービスのリリース予定日までの時間の短さもさることながら、ソフトバンクのプロダクト部門、当社のオペレーション部門、企画部門、パートナー企業といった異なる立場の関係者たちの連携が不可欠だったことです。ですが、それぞれ立場が違えば視点も違います。例えば、お客様にサービスの提案と販売を行うソフトバンク側と、PCの調達や運用保守を担う当社側では見えている景色が違います。社内においても、それぞれの部署で視点が異なる中、プロジェクト全体で統一したアプローチを取るところに難しさがありました。
suggestion
各自の想いを尊重し、
全員が納得できるアプローチを
考え抜く
私はサービス企画部門の一員としてプロジェクトチームに参加し、ターゲット顧客や価格などの市場調査、ビジネスモデルの策定、サービス仕様の策定、契約や業務フローの作成、プロモーションなどの幅広い業務を担当しました。これほど広い業務範囲は今までに経験がなく、市場調査も初めての取り組みであったため、模索しながら進めていきました。私は多くの関係者と関わりながらサービスの方向性を検討する役割を担っていましたが、プロジェクトを進めていく中では、当初構想していたサービスメニューの実現やリソースの調整が難しいといった問題も見えてきました。これらを乗り越えるためには、プロジェクトに関わる全員が共通の視点を持つことが重要と考え、私は各部署の想いを聞き、それを尊重した上で誰もが納得できるような方向性を導き出すことに注力しました。また、プロジェクトの全体会議を定期的に開催し、異なる部署間での情報ギャップを補っていったことも、全員が共通の視点を持つ上で大きな意味があったと感じています。
PROJECT STRUCTURE
effect
リリースして終わりではなく、
継続的な改善を続けていく
リリースまで短期間のプロジェクトでしたが、プロジェクトマネージャを中心に全員が協力してスケジュール管理やタスクの優先順位付けを行った結果、無事にサービスをリリースすることができました。私の部署は直接お客様と接する機会は少ないものの、ソフトバンクの営業担当者からは、お客様の課題解決につながるサービスが完成したことへのねぎらいと感謝の言葉をいただき、強い達成感を感じました。ですが、サービスはリリースして終わりではなく、お客様のニーズに合わせて改善を重ねていかなければいけません。リリースはできましたが、まだ課題も残っているため、各部門と連携しながら今後もサービスの改善に取り組む必要があると考えています。また、私個人としては、このプロジェクトを通じてマーケティングの実務経験も得ることができ、その後は社外向けのマーケティングプロジェクトにも携わるようになりました。この経験を活かし、将来的にはSBエンジニアリングの価値や魅力を広く発信できる組織の立ち上げにも挑戦したいと考えています。
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SBエンジニアリングは、親会社であるソフトバンクの安定的な基盤がありながらもベンチャースピリットを併せ持った会社です。サービス企画部門を筆頭に、常に社会課題や新たなビジネスチャンスにアンテナを張り、エネルギッシュに仕事に取り組んでいる社員が多く在籍しています。そんな仲間たちと一緒に働けることは自身のモチベーションにもつながります。
ソフトバンクのブランド力や広範なリソースを活用しながら、ソフトバンクグループ唯一の「エンジニアリング(工事)会社」という独自の特色を活かしたビジネス展開ができるところは、他社にはないサービス企画のやりがいです。チャンスが多く、可能性が開かれた中で営業や新規事業開発ができる点は当社ならではの魅力だと思います。